「20世紀少年」を曲解する
先日、「R50は『20世紀少年』を読むべき」を書きましたが、実はその日、電車の中でどう見ても50歳超の白髪まじりのおじさんが「20世紀少年」を読んでいるところに遭遇したことから書いてしまいました。本当は今日のテーマが書きたかったというわけです。
地球と一緒に頭も冷やせ! 温暖化問題を問い直す-ビョルン・ロンボルグ-
それはこの本も同時期に読んだせいでしょうか。温暖化問題に加熱する世界に警鐘をならす一冊です。とにもかくにも「20世紀少年」と温暖化問題を無理やり絡めて曲解してしまおうというのが今日のテーマです。
「20世紀少年」は世界征服を企む悪の組織「ともだち」とそれに立ち向かい世界を救うケンジ一派の物語です。
物語では、世界を救うことを吹聴する「ともだち」を支持する世論に対し、ケンジ一派は世界を滅亡に陥れるテロリスト集団というレッテルを貼られます。
「ともだち」は生物兵器をばら蒔くという凄まじいテロ行為と、またそのワクチンをばら蒔くという自作自演の危機と救済を行い、そのテロ行為の主犯をケンジにしたてあげ、一方「ともだち」は世界を救うヒーローとなります。
その後「ともだち」は政権まで握り、なんでもかんでも思うがまま、世界をも騙して全人類の救世主気取りです。
そんな世界では本当の善のケンジ一派は絶対悪、本当の悪の「ともだち」は善として人々の常識と化してしまいます。
私はここまで物語を読んだとき、現在の地球温暖化議論によく似た構図だと曲解してしまいました。
京都議定書をはじめ、世界のコンセンサスであるCO2削減派からみると、少数派である温暖化対策疑問派の意見は絶対悪に近いものがあります。おそらくCO2削減が世界の常識でしょう。政権まで握っているのですから多くの人々には疑いようのない常識です。しかし、事実は「ともだち」同様、温暖化問題を煽りたてる行為は、CO2削減派による自作自演の悪なのです。
CO2削減派の「ともだち」は排出ガス削減枠の取引という名目で結局CO2を大量に排出しています。
一般人にはカーボンオフセットという免罪符を売って金を吸い上げた上にCO2排出を助長します。
また「ともだち」はCO2削減だけでなく、リサイクルするという名目で実際にはリサイクル困難なペットボトルを大量生産させたり、焼却すれば体積10分の1以下になるはずの燃えるゴミを燃えないゴミと偽って処分地をわざと拡大させたりと、政権と連動しているものだからやりたい放題です。しかも言葉巧みにその行為を「エコ」といい、疑いようのない善として人々を洗脳していきます。
科学的には京都議定書を完全達成したところで100年後に気温上昇が予測される+2.4℃のうちの0.18℃だけその上昇を軽減できるといいます。これはIPCCによるモデルで科学的にはまったく議論の余地がないという(「地球と一緒に頭も冷やせ-ビョルン・ロンボルグ-」P41.)。そしてその軽減は気温上昇をたった5年先のばしにするだけで、対する費用は全世界で5兆ドルを超えるらしい。こんな馬鹿げた費用対効果があるものでしょうか?
これは「ともだち」の正体のたった一部分に過ぎません。マスコミも「ともだち」の支配下にあるので科学的議論の余地なのいホントのことでも「ともだち」の都合の悪いことは言いません。それより温暖化は人類に大変な災厄をもたらすという洗脳メッセージをたれ流し続けています。
本当の善であるケンジ一派こと温暖化対策疑問派の方々の声は大きな権力と、間違った多数派の声に掻き消され、まるで人でなしのようなレッテルまで貼られます。
私はいつか、「20世紀少年」の「ともだち」のように本当の悪の正体が暴かれる日が現実にやってくるだろうと信じて疑いません。世界を騙し続けた温暖化対策推進派が駆逐され、世界の限られた予算が正しく利用される本来の世界が取り戻される日を。
例えば世界では食糧問題や衛生・医療、紛争の解決のため優先的にお金は費やされるべきだし、身近なところでは自治体のゴミ袋やカーボンオフセットなど無用な費用負担のない本来の生活が取り戻されるべきです。
そのためには世界に蔓延する洗脳から人々を目覚めさせる強烈な「きっかけ」が必要です。
早晩、悪は駆逐されるでしょう。それが来週か100年後かはわかりません。そのうち強烈な寒冷化が訪れるかもしれないし、アメリカが温暖化対策無用論を言い出すかもしれません。
しかし洗脳をうち消すきっかけはもっと些細なことかもしれません。
そのヒントが「20世紀少年」の物語中に隠されているのではないかとこれも曲解してみたわけです。
私はどんなレッテルを貼られようが温暖化対策を根底から疑問視するケンジ一派です。まあケンジのように善かどうかはわかりませんが、温暖化対策ばかりを声高に主張するのは間違いなく悪です。特に政治権力やマスコミがからむと完全に「ともだち」と同じです。
ノーベル平和賞受賞者で元米副大統領のアル・ゴア氏が、地球温暖化に警鐘を鳴らしたベストセラー「不都合な真実」に続く新作本を11月3日に出版する。-(中略)-
同氏は「『不都合な真実』では地球温暖化が人類文明の未来を脅かし、それ(地球温暖化)は解決すべきあり、解決できるというメッセージが何百万人もの人々に届いた」とコメント。
もしかしたら「ともだち」の正体はアル・ゴアかもしれません。しかし、「20世紀少年」同様、最後の最後まで「ともだち」の正体はわからないのかもしれませんし、実はみんな知っているのかもしれません。
とにもかくにも、善なる少数派のケンジ一派=温暖化対策疑問視派のみなさんのゲリラ的かつ草の根的な真摯な活動に心よりエールを送ります。

