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2009年3月13日 (金)

花粉症地理学(2)

昨日のブログ花粉症地理学(1)での考察を深く掘り下げてみようと思います。

みかんの話題を取り上げましたが、それは「温州みかん」のことです。紀州発祥のこのみかんを紀伊国屋文左衛門が和歌山から江戸に運んで大ヒットし、一財を成したといわれる超ロングセラーのブランド品です。ブランド名としては和歌山県産の「有田みかん」が有名ですが、実はホントの発祥は有田市の隣の海南町に合併された旧下津町の「しもつみかん」です。

「しもつみかん」を扱うJAながみねでも取材をおこなったことがありますが、近年はみかん農家の高齢化のため、みかんの収穫量も減ってきているようです。みかんは重量が重い上に単価が安く、山の斜面での農作業になるため、かなり重労働です。そのためJAながみねでは「蔵出しみかん」など、みかんのブランド化や差別化をはかり、みかんの単価を上げる努力をしているそうです。

さて話を元に戻しますが、

このみかんの産地が実に花粉症を引き起こすスギ・ヒノキなど常緑針葉樹の分布とかなり重なります。どちらの温暖湿潤な気候を好み、山地斜面を利用して栽培・植林されるものです。したがって、花粉産地の人はみかんを安価で大量に買うことができるので、花粉症になりにくいのではないかという結論に達します。

実際、みかんにはアレルギーを抑える抗ヒスタミン作用があるは古くから知られています。「みかん 抗ヒスタミン」で検索すると、とくに青みかんにその作用があるようです。しかし、ネットでかかれているほどその作用は強くないというのが私の印象です。だいぶ以前に、「みかんには抗ヒスタミン効果があることは事実だがその量は極めて微量」ということが書かれたアカデミックな資料を目にした記憶があります。つまり、やはり大量に摂取しないとその効果は疑わしいものがあります。

私はこの「大量に摂取する」の基準を、これまでの経験から一冬の間、毎日複数個のみかんを食べ続けることで達成されると考えました。おいしかろうが、まずかろうが、みかんを毎日何個も何個も食べ続けられる環境を整えれば、おそらく冬が終わり、春が来る頃には花粉症というアレルギー症状を抑えるだけの効果が得られるのだと思います。

おそらく、花粉症罹患率と花粉発生地とみかん生産地もしくはみかん消費体系に地理的な法則性が見つかるはずだということが強く予察されます。この事実にもっと早く気づくことができれば、私の地理学での論文課題にでもできそうなものでした。ひいては地理学を医療に役立てることができたかもしれません。

そうすれば東京都のマユツバ政策「花粉の少ない森づくり運動」などという物に対しても、「花粉の少ないスギに変えても、花粉症と花粉の量は関係ないよ」と提言できるんですが。

そうでなくとも花粉以外に新興国による大気汚染やそれを付着させた黄砂などの影響で、今や花粉症は花粉だけの原因ではないようなことが言われているというのに。

「花粉症地理学」深く掘り下げればますます面白そうです。

と思いつつ研究テーマではなく単なる空想で終わってしまいそうです。

誰かこの研究を本気でしてくれませんか?

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