旅行・地域

2008年6月 9日 (月)

熊野TBのブログが凄い

「熊野」とは紀伊半島南部に位置する主に「熊野三山」を指す地名です。

「くまの」と読めば世界遺産にも登録された熊野古道の行き着く先のこと。

ちなみに「ゆや」と読めば能を代表するお話のひとつで、なんでも人の名前が由来だとか。どうやら熊野信仰とはあまり関係ないようです。しかし大阪府堺市には熊野街道(紀伊路)沿いに「熊野町」と書いて「ゆやちょう」と読ませる地名があり、なんだかややこしいです。

さてその熊野地域の中心地、和歌山県田辺市の観光協会に「熊野ツーリズムビューロー」という組織があります。

わたしは地図屋の仕事の関係上、観光協会さんや観光連盟さんにはよくお世話になります。そんなおりいろいろ調べモノをしていたらこの熊野TBのホームページに行き着きました。

ここの職員さんがブログを書いていますが、これもなかなか観光協会としては非常に面白いブログなのですが、それよりなによりフランス人のメラニープルーフさんという客員委託職員さんなのでしょうか、その方が書いてあるブログが大変興味深くはまりこんでしまいました。

ブログはフランス語で書かれてあり、フランス人に向けて熊野の現地から発信されているものです。もちろんわたしはフランス語は一切わかりませんが、そこに掲載された写真が見ごたえあります。

熊野古道は確かに文化的な背景が濃く、その歴史ばかりでなく現存する古道や信仰にちなんだ景観に厳かな雰囲気が漂い、非常に興味深いのは確かなのですが、なんで世界遺産に登録されたのかいまいちよくわかっていませんでした。修験道なんて仏教と神道が混合した日本独特の山岳信仰が、外国の人々に理解されるのか甚だ疑問だったのですが、このブログの写真を見ているだけで、ヨーロッパ人の視点がなんとなく見えてくるような気がしました。

ん~言葉では言い表されないなんともいえないニュアンスが、なんとなくメラニーさんの写真から伝わってきます。外国人はこんな風景に興味を示すんだと、ふと納得させられました。

こういうブログを田辺市の観光ビューローが発信しているという事実にも関心させられました。熊野TBは本当の意味で海外から観光客を引き寄せることに一役買っているのではないでしょうか?

日本には幾多の観光協会がありますが、それらの組織が本当に地域の観光振興に役立っているかどうか、疑問に思う組織がほとんどのように思います。

奈良県の「せんとくん」に見られるように本当の観光振興とはちょっと違うんじゃない?っていう行政サイドで自己完結してる観光振興組織が結構あると思います。

あなたの街の観光協会がどんな観光PRを行なっているか、観光協会やビューローのホームページを一度じっくり見てみるのはいかがでしょうか?

(お断り:わたしは熊野BTの関係者でも、メラニープルーフさんの知り合いでもなんでもございません。このブログはわたしの一方的な評価です。ちなみにフランス語のためブログへのトラックバックがよくわかりませんでした。もし熊野BTの方がこのブログを見られましたら気を悪くなさらないでください)

そういえば熊野古道を歩くと頭が良くなるという研究結果を見たこともあります。熊野三山には何度か足を運びましたが、熊野古道は大門坂を30分程度歩いたことくらいしかありません。

いつかはきちんと何日もかけて熊野古道歩いてみたいものです。

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